学会報告・最新医療情報

2019.11.05

技師学会

第37回 関東消化器内視鏡技師学会に参加してきました。 

楽に受けられる内視鏡検査をメインテーマに、開業医の医師による特別講演や各施設での工夫などの発表がありました。 

内視鏡検査に対する世間のイメージは辛い・苦しい・痛い・怖いというものでマイナスイメージが先行しているのが現状です。このため、苦痛を取り除くことが出来、患者さんの検査に対する満足度が向上するような工夫や啓蒙活動が重要になってきます。 

①胃内視鏡検査に対する苦痛 

・喉麻酔が嫌、ゼリータイプの麻酔が苦手 

・異物感が辛い 

・お腹の張りが辛い 

・空気が入ってくるとげっぷが出そうになって辛い 

・緊張、不安など。 

②大腸内視鏡検査に対する苦痛 

・下剤を沢山飲むのが辛い、味が気持ち悪い 

・頻回にトイレに通うためお尻が痛い 

・検査時のお腹の痛み、張り 

・緊張、不安など。 

当院でも上記のようなご意見を伺うことが多くあり、皆様の苦痛が最小限になるように工夫し配慮をさせて頂いております。常に患者さんの立場になり緊張感をほぐす配慮や環境整備、丁寧な説明、声掛けやタッチング、安全な薬剤使用・管理、技術向上に努めて参りたいと思います。 

特別講演でお話下さった医師のクリニックでは、無飲洗浄で大腸内視鏡検査を行う選択肢があるということで、大変興味深くお話を聞かせて頂きました。この方法はどの施設でも実施しているわけではなく、全国でも数少ないと言われています現在当院では無飲洗浄は行っておりませんが大腸内視鏡検査時の下剤の種類を複数ご用意しております。診察時や検査の説明時にお気軽にご相談下さい。 

看護師 森山 

 

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