学会報告・最新医療情報

2019.01.12

日本消化器病関連学会 2018.11 in Kobe

アップが遅くなり申し訳ありません。2019年になってしまいました。今年も、何卒宜しくお願い致します。

私はバスケが大好きでして、中学から大学までずっとバスケ部でした。12月に行われたウインターカップの試合を見て、若者のバスケをする姿に刺激を受けました。今年は面白い試合が多く、高校バスケ、面白いな~と改めて実感しました。ご興味ある方、来年是非見てみてください。

さて、話が脱線しましたが、昨年11月の3日と4日の2日間、消化器病関連学会及び教育講演に行ってきました。

消化器内視鏡の分野だけではなく消化器内科や消化器外科など分野が多岐にわたる学会です。

炎症性腸疾患の最新治療やAI導入型内視鏡、腸内細菌による治療、ダ・ヴィンチでの外科治療の適応拡大など新しい話題が多く出ており大変勉強になりました。

中でも私が特に興味深かった話題はピロリ除菌後の胃がんに関しての話題です。ピロリ除菌を行っていてもその後胃がんが発見されることは意外に多く、増加傾向にあります。また胃炎が強いケースでは胃がんを認識することが困難で見落とされてしまうことも少なくありませんのでより丁寧な観察が必要となります。

当院では年間数百人の患者様に対してピロリ除菌治療を行っており、除菌後の定期的な内視鏡検査を受けられる患者様も多くいらっしゃいます。

定期的な内視鏡検査の必要性を改めて再認識するとともに、私自身普段からより一層丁寧な内視鏡検査を心掛けなければならないと痛感致しました。

 

湘南藤沢おぬき消化器クリニック

院長 小貫建一郎

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